保全生態学研究という学術雑誌に、このような論文が掲載されました。
学術提案 中央アルプスにおけるライチョウ移植事業の課題:
北米のライチョウ移植プロトコルおよび IUCN ガイドラインとの比較
長野 康之
新潟ライチョウ研究会、NPO 法人新潟ワイルドライフリサーチ
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hozen/advpub/0/advpub_2031/_article/-char/ja/
ライチョウの移植事業がどうあるべきなのか、論理的かつ科学的に述べられています。
中央アルプスのライチョウの地域絶滅の原因が人間の開発による捕食者の増加にあるとしながら、その捕食者の生息状況の調査を十二分に行わなかったり、ライチョウの生息地としての評価を行わないままにライチョウの移植をしようとしたことなどをかなり鋭い切り口で議論しています。