カーボンニュートラル

重い腰があがった。と思いました。

菅首相が2050年までに二酸化炭素排出量をゼロにすると表明してしばらく経ちましたが、今度はアメリカでバイデン氏が大統領線を制しました。アメリカはパリ協定に復帰する見込みです。

菅首相があのような表明に至ったのは、小泉環境大臣からの報告を受けたからのようで。2050年までのカーボンニュートラルに同意した国は121ヶ国にのぼり、日本はCOP25において(二酸化炭素を排出し続ける国として)集中砲火を浴びました。

まあ、でも、サラリーマンとして、突然石炭禁止などと言われたら確かに困るのです。だからなかなか踏み切れなかったのもわかるのです。でも、首相が言うように、技術大国を誇るならばなんとかしようという気持ちの方が強いのです。

アメリカ大統領戦の結果を受けて、世界はより真剣に温暖化に立ち向かう姿勢を強めていくでしょう。「ライチョウはじめ多様な生物を守ること是即ち人類のため」という素地が固まった気がします。

「レジ袋有料化」に反対の声があがっていたのも、少し時間が過ぎてみればみんな当たり前のように自前のバッグを持つようになりました。

人は変化を嫌う(自分たちが相手に合わせると言い換えてもいいでしょう)生き物ですが、変化への適応力もすごいのです。長らく私たちは自然を改変し、手を加え、自分たちの側に合わせることを強いてきたけれども、ようやく自然の側に合わせる時代になってきました。

私もリタイアするまでのあと30年間、仕事を通じて貢献していければと思います。

2020年11月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 黒五