ビッと引っ張るマイバッグ

スーパーのレジで「フクロイラナイデス」という呪文を唱えるようになって、結構経ちます。
先日「フクロイラナイデス」と言いながら、バッグを取り出して広げていたらレジのおばちゃんが「あ、それ、朝のテレビでやってた。一番売れてるんだって!」「へ? そうなの?」

商品名Shupatto たたむのめんどくさくてマイバッグに挫折していた私を助けてくれた、商品です。
ビッと引っ張ると帯になって、クルクルすれば小さくなります。

プラスチックごみが問題になっています。
なぜ、というと一言で言えば中国がまじめに環境問題に取り組みだした結果です。
日本も、欧州も、ゴミを中国に輸出していました。

中国は、例えば低質な古紙を買い、紙を作り、その古紙から出てきたプラスチックを焼却し、あるいはプラスチックごみを買い取り、リサイクルできる部分はリサイクルし、できない部分は焼却し。。。と世界のリサイクル(カスケード利用)の受け皿となり、最終的に使えないものを処分してきました。

言ってみれば、世界の最終処分場でもあったわけです。
結果、中国の大気汚染は深刻化します。そこで、これではいけない、と、中国はゴミの輸入を辞めることにしました。
そして、日本の産廃焼却場はプラスチックごみであふれかえることになりました。

。。。私たちは、温暖化や地球環境の問題をどうのこうのと言いながら、プラスチックの利用を減らすことをせずに、最後の処分を中国に任せて、見ないふりをしてたんじゃないかなと思います。

マイバッグで減らせるプラスチックはわずかですが、みんながそうすればずいぶんな量になります。
リデュース(減量)、リユース(再利用)、リサイクル(再生) 一番目のリデュースが一番大事だというのに、リサイクルに偏重していたのは、それは儲けの構造ができやすいからかもしれませんし、消費者もそれに乗って「リサイクルすればいいんでしょう? 分別すればいいんでしょう?」と思っていたからかもしれません。

プラスチックの焼却は、温暖化とも無縁ではありません。プラスチックの利用を減らすことがライチョウの保護につながるのだと思います。

身近なところから、やりやすいことから始めましょう。

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