台風15号の風が吹く中、普通に出勤しまして。
近場組と車、二輪車組は到着。
電車の遠方の人は「昼まで電車動かないって」「おとなしく休んでください…」
2011年の地震の時、東北のある都市で勤務してました。
あの時、上司が当然のように出社して言ったことには「連絡なんかしなくても皆出社してくるだろう」。
災害で、ガソリンの供給がなくなって、停電して、信号機も止まっていて、それでも職場に向かうのって、どうなんだろうと新入社員なりに思った記憶があります。
今回の台風で、やっとそういう議論が出てきて。10年以上かかって、ようやく気が付いたんですね…家で、家族を守る方が、会社に行くことよりよほど大事です。
停電で、エアコンが使えず熱中症になる方が出ています。エアコンが無ければ我々夏を乗り越えられないかもしれないのかもしれません。
熱中症の傾向を厚生労働省が公開していました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121413.html
残念ながら昭和の頃のデータは無いようですが、それにしても近年の死亡者数は顕著です。これは、高齢者が相対的に増えたことが一つ。そして、猛暑年の猛暑っぷりが激烈だという事なのかもしれません、
今回の台風は小型ながら大きなパワーを持って首都圏を直撃してきました。原因としては、海水温が高かった為ということで、突き詰めれば温暖化の影響の一つではないかということです。
台風、熱中症。いずれも温暖化の影響をジワリと感じます。
某国営放送の人気番組で「コアラは暑いから木に抱き着いている」という話をやっていました。ライチョウも暑いから日陰や雪田に行きます。
そして、彼らはエアコン持ってません。
私たちが夏を乗り切れなくなる前に、彼らが夏を乗り切れなくなるかもしれませんね。